山崎技研さんの門型NCフライス盤(YZ1100 ATC60)を導入しました。
土佐製作の強みの一つ。ワークサイズや扱える機械設備が豊富!が更にパワーアップします。
大きい設備なので、導入は受入準備はもとより、運び込みも大仕事です。
お天気にも恵まれ、設置作業が進み稼働準備を整えています。
世の中は何かと小さいこと…ナノにフォーカスされますが、大きさがないと困るものも沢山あります。
一方、大きい機械は高額で場所もとるため、設備更新の際に取扱いを辞めてしまう会社が増えています。
日本の機械加工業界全体の悩ましい問題です。
なかなか出来るところがなくて…と土佐製作へ相談にくるお客様が増えているのも事実(土佐でも扱えるサイズは両手で持てる位までですが※形状によりもっと大きいものもあります)。
そんな背景もあり、今回の設備導入を決めました。
【技術レベル】は、小さいモノへの精度>大きいものへの精度 の図式とは一概に言えません(確かに、米粒に細工するなどは凄い!モノがありますが)。
例えば、床を平らに塗る左官工事をするとします。
『大きい工場の床を平らに仕上げる』のと、『30センチ角の床』を平らにすると技術力が高い職人が必要なのはどちらしょうか?
答えは、大きい工場の床を平らに仕上げる方が段違いに難しく、技術力のある職人が必要です。
大きいもので精度を出すことは、実はかなりの高い技術力を要求されることだったりもします。
この大きな機械を見て、ふとそんな事を思いました。